特集沖縄テロワール

2026.08.04

パン好きの聖地「宗像堂」に太白胡麻油を使ったパンが登場。パンに詰まったエネルギーをいただきます


宗像堂[宜野湾(ぎのわん)]

パン好きにとって、「宗像堂」は聖地ともいえるパン屋。酵母、小麦、窯、火、空気、人…数えきれないほどのすべてのことがつながり、パンにはエネルギーが満ち満ちています。このパンを食べると元気になる、幸せになると感じさせる力が充満しています。
最近、店主の宗像誉支夫さんは太白胡麻油を使いはじめました。「あるきっかけで使ってみたら、香りの立ち方がいいじゃんと。たとえば、オリーブオイルは素材とぶつかりながら掛け算で新しい世界をつくるイメージ。一方で太白胡麻油は、素材とぶつからずに平和的に味や香りを引きだしてくれます」。今はまだ実験中といいながらも、宗像さんがチョイスしてくれた太白胡麻油を使ったパン4種類をご紹介します。

カレーリーフのフーガス

バゲット生地にスパイスオイルを混ぜこんだフーガスは、「太白胡麻油のちがいをもっとも感じる」一品。カレーリーフのすがすがしい香りが自然によくでてくる。スパイスオイルは太白胡麻油を煙がではじめるまで熱し、クミンシード、コリアンダーシード、庭に生えているカレーリーフを順に加えながらつくる。

落花生シナモンロール

黒糖生地のシナモンロールに、やんばる産の落花生のペーストを巻き、砕いてカリカリのトッピングにも。生地の油脂はオリーブオイルと太白胡麻油を半々でブレンド。落花生ペーストは太白胡麻油100%で撹拌すると、とれたてのフレッシュな香りがそのままでてくる。香ばしく奥行きのある香りがいい。

つぶつぶ麦の角食パン

12年ほど前から読谷村で小麦栽培をはじめ、今では十分な収穫量を確保できるまでになった。その粒麦を食感を残してゆで、黒糖を入れたほんのり甘い生地に混ぜる。油脂はオリーブオイルと太白胡麻油を半々のブレンド。それぞれのオイルがマーブル状に入りこみ、粒麦や黒糖と反応し、おもしろい出方をしているという。

黒糖カンパーニュ

伊平屋島産の黒糖を使ったカンパーニュ。「油脂をオリーブオイルと太白胡麻油で半々のブレンドにしたら、黒糖の風味の立ちあがり方が変わって、より特徴がでるようになった。太白胡麻油はオリーブオイルとさえ競いあわず、素材を引き立てる役に徹してくれる。やさしいんだなと思います」と宗像さん。

木々の緑に囲まれて建つ宗像堂。テラスや庭にはテーブル、椅子があるので、この空間でパンやドリンクをイートインするのがおすすめ。

SPOT

宗像堂

所在地:沖縄県宜野湾市嘉数1-20-2
電話:098-898-1529
営業時間:10:00~17:00
定休日:不定
https://munakatado.com/
つぶつぶ麦の角食パンホール1680円など。オンラインショップあり

(2026年夏の号掲載)
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