特集春を食べる
2026.05.12
黄身がとろけてソースになる天ぷらサンド。「江戸前サンド秀貴」の兄弟が挑む、新しい天ぷらの楽しみ方
「春は、あけぼの」ではじまる枕草子。このフレーズに掛けて「春は、揚げもの」を満喫します。油で揚げるのにどこか軽くまた食べたくなるやみつきのおいしさ。一度食べたら忘れられない名品ぞろいです。
江戸前サンド秀貴[東京・梅ヶ丘]
天ぷら兄弟の愛が生んだこの一品
東京・世田谷区の梅ヶ丘で長年愛されている「天冨良かんの」。銀座天一出身の菅野雅人さんが30年前に開業し、現在は二人の息子たちも店を盛りあげています。
兄の貴弘さん、弟の秀斗さん。二人は天ぷら兄弟のユニット名で天ぷらサンドの試作を続け、そのトライ&エラーをインスタグラムで順次アップ。期待をあおり、ついに満を持して2月10日から火曜日のランチ限定で「江戸前サンド秀貴」を本格的に始動しました。弟は父から銀座天一の流儀を教え受けた天ぷら職人。兄は天ぷらにビジネスの可能性をみいだすプロデューサー。二人で天ぷらサンドを、カツサンドを超える日本のサンドイッチにするビジョンを描いています。「最高のものができた!」と口をそろえていうえどまえサンドは、かき揚げを丼つゆにくぐらせ、黄身の天ぷらをのせて食パンでサンドするスタイル。黄身のとろけるシズルがそそります!
えどまえサンド

かき揚げの大きさに合わせて丸くぬいた8枚切り食パン2枚、その1枚にはマヨネーズをぬり、お客の前に。揚げたての海老のかき揚げを丼つゆにくぐらせて食パンの上に供し、その上には半熟に揚げた黄身の天ぷらをのせる。揚げ油は太白胡麻油とコーン油を半々で。

黄身の天ぷらの上に食パンを重ねてサンドすると、黄身がとろけだしてソースとなる。主役はかき揚げ、食パンも黄身の天ぷらも、すべてはかき揚げをおいしく食べるためのアイテムだ。

まずはそのままガブッと。途中でお好みでサラダをはさんで味変するのがおすすめ。最後の一口は漬物をはさみ、酸味で口直しの味変も。

えどまえサンド、銀座天一直伝のドレッシングがかかったサラダ、漬物、赤だしでひとそろい。サラダと漬物は味変要員でもある。

父は24年前に天バーガーをつくり大人気に。息子たちがいま新たなヒット商品を創りだす。
SPOT
江戸前サンド秀貴
所在地:東京都世田谷区梅丘1-19-6
電話:03-3425-2460
営業時間:火曜11:30~13:30
Instagram@tempura_kyoudai
「天冨良かんの」で火曜日のランチのみ営業。えどまえサンド1700円、天ぷら定食 桜2700円
(2026年春の号掲載)
※掲載情報は取材時点のものとなり、現在と異なる場合がございます。