特集春めくおにぎり、サンドイッチ

2024.04.02

あふれるほどのボリュームなのに食べやすい。パンがスッと噛み切れる「コム・ン」の絶品サンドイッチのつくり方


「コム・ン」のサンドイッチは具だくさんでもパクパク!

「コム・ン」のサンドイッチはフィリングのボリュームたっぷり。パンがスッと噛み切れるので、ノーストレスでパクパクと食べられます。
「もともとパン食文化ではない日本人にとって、食べやすいパンをつくりたいと思っています。そのためのテクニックのひとつが、生地にごま油のような植物性の液体油脂を入れてグルテンの形成を弱め、ヒキが少ないパンをつくることです」と大澤秀一シェフ。太香胡麻油や太白胡麻油を入れたパン生地は、食べやすさもさることながら、ほんのりとした香ばしさやうまみを含み、おかず感のあるフィリングとも相性がよくなります。大澤シェフにごま油をきかせたフィリングを豪快にはさんだサンドイッチのレシピを紹介してもらいました。

焼肉ビビンバ風カスクルート

バゲット太香にバターをぬり、サラダ菜などを敷き、ホウレン草、ニンジン、モヤシ、ゼンマイのナムル、キムチを順にのせ、圧搾純正胡麻油 濃口で焼いた焼肉をのせてサンド。端から食べると、各種ナムルの味変で食べ飽きない。

キムチシーフードのカスクルート

エビとスモークサーモン、アドカドをキムチで和え、バターをぬったバゲット太香にのせ、パクチーをトッピング。太香胡麻油のほんのりフレーバーのおかげで、異色のキムチフィリングがなじむ。

玉子サンド

厚焼きにした玉子焼きを太白食パンでサンド。玉子焼きはプレーンとネギ入りで、太白胡麻油で焼く。圧搾純正胡麻油 濃口と合わせたケチャップが◎。パンに保湿性があるので、厚い玉子焼きをサンドしてもなじみがよく、両手でガブリと食べやすい。

パン生地にごま油の製パンTips

サンドに使ったのは「バゲット太香」と「太白食パン」。バゲット太香には香ばしいライ麦に合わせて太香胡麻油、太白食パンには小麦粉の風味が引き立つように太白胡麻油をそれぞれ10%配合(ベーカーズパーセント)しているのが最大の特徴。製パンでは油脂はグルテンの形成を抑制するため、パンのヒキが少なく、噛みちぎりやすくなります。生地の表面はサクみがでて香ばしく軽く、内側は保湿性がありしっとり。10%配合だと油脂感はでないので、おいしいパンが焼きあがります。※バゲット太香、太白食パンは不定期の販売です。

大澤秀一
1986年、群馬生まれ。神戸「サ・マーシュ」で修業し、高崎に「CommeʼN」開店。2020年に東京・九品仏に「CommeʼN TOKYO」を移転開業。2024年3月13日に麻布台ヒルズ店オープン。

レシピはこちらから
http://gomashiki.gomaabura.jp/content/uploads/2024/03/web_gomashiki151_commen_240309.pdf

SPOT

Comme'N TOKYO

所在地:東京都世田谷区奥沢7-18-5
営業時間:7:00~18:00
休業日:無
https://commen.jp/
麻布台ヒルズ店でバゲット太香のサンドイッチが登場予定

(2024年春の号掲載)
 ※掲載情報は取材時点のものとなり、現在と異なる場合がございます。