香りのパンチ！ごま油が命の韓国料理が放つ、脳を刺激するパワフルフレーバーの絶品9品

世界で一番ごま油が香る、韓国料理。もはや日本の国民食ともいえるほどブームを超えて大人気です。みんなに愛されるおいしさの理由のひとつは、まちがいなく香ばしいごま油。ごま油の香りで元気がわいてきます！

今号の特集テーマは「ごま油の香り」。焙煎ごま油のパワフルな香りの魅力を解き明かします。
ごま油の香りといえば、まず思い浮かぶのは韓国料理。石焼ビビンバやチヂミ、チゲやサムギョプサルなど、ごま油香る人気メニューが満載です。そこで、浅草の老舗韓国料理店「なると」におじゃまし、オンマのヨンアさんがつくる韓国料理の香りにひたりました。なるとの主人夫妻はマルホン胡麻油の圧搾純正胡麻油と圧搾純正胡麻油 濃口を「香りがすごくいいから。済州島で朝搾り立ての熱々のごま油と同じ香り！」といいます。この香りを大事にするため、タレなどは一切つくりおきをせず、注文が入ってから材料を混ぜ合わせて香りを生かします。
テーブルに所狭しと並んだ料理からはごま油が香り立ちますが、香りには2種類があることに気づきました。
ひとつは石鍋の煙やキッチンから香ってくる空気中の香り。押し寄せるように鼻腔に届く、いわば強い「動の香り」です。この香りを嗅ぐと、期待感とともに食欲がわいてきます。
もうひとつは、口に入れて感じる、いわば「静の香り」。和え物やタレなどを口に入れると、鼻の奥に抜ける香りです。
動と静、ダイレクトにパンチがある香りと、ふわりとした香り。韓国料理のごま油はこの両方の香りを兼ね備えていて、途切れることなく入れかわり立ちかわり香るので、この上なくおいしく感じるのでしょう。もちろんジュージュー、パチパチといったおいしそうな音も相乗効果抜群です。特別公開のヨンアさんのレシピとともにお楽しみください！

なると（チョレギ）サラダ

野菜チヂミ

ゼンマイナムル / モヤシナムル / シイタケナムル / ホウレン草ナムル / ニンジンナムル

石焼きビビンバ

サーモンユッケ

（2023年冬の号掲載）
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