特集フードテックとおいしい、やさしい未来
2022.09.22
料理をおいしく、調理をかんたんに。パナソニック「ビストロ」に見る、スマートキッチンの最前線
キッチンはどんどん進化する!調理の概念が変わるテクノロジー
ビストロのFOOD TECH
● 独自技術の「ヒートグリル皿」が高温に発熱
● 「高精細・64眼スピードセンサー」搭載
● 「ワンボウル調理」のメニューが充実
● IoT対応、アプリ「Kitchen Pocket」と連携
ハイパフォーマンス&マルチなレシピ展開「ビストロ」はキッチンの相棒です
スチームオーブンレンジ「ビストロ」が発売されてから16年。既存の電子レンジを超えた多彩な機能は、私たちが日々の生活で体験できるフードテックそのものです。8月下旬発売の最新機種の搭載機能や、その進化についてお話を聞きました。
─ビストロの特徴は何ですか?
川上 | 調理の機能としては焼く、煮る、蒸す、揚げることができ、これ1台あればほぼオールマイティ。温めや解凍の利用が多かった電子レンジから、調理マシンに進化したレンジのようなものです。 |
─まるで調理ロボット!?
川上 | お使いいただくと、本当にそう感じていただけるかもしれません。材料を入れてスタートすれば、あとは自動センサーなどでビストロにまかせっきり、ほったらかしでいいので、まるでキッチンに料理を手伝ってくれるパートナーが一人増えたみたい。「調理の概念」が変わると思います。まかせっきりの時間は、料理をもう一品つくったり、家事をしたり、ご自分の時間を楽しんだり。アフターコロナで生活様式も多様化しているなか、ビストロは頼れる存在です。 |
─アプリとの連動にも興味をひかれます
川上 | パナソニックのオーブンレンジ、冷蔵庫、炊飯器と連携したアプリ「キッチンポケット」は、キッチン家電とお客様をつなぐためのアプリとして2019年からスタートしています。300品以上のレシピ検索などコンテンツも多彩です。 |
─アプリとキッチンにあるビストロがインターネットでつながる、ということですよね?
川上 | はい、そうです。ビストロは*IoT対応です。たとえば、アプリでつくりたいメニューをみつけたら、そのレシピを外出先でスマホ上でみながら買い物をし、そのレシピはビストロに飛ばす(保存する)ことができます。帰宅後は、ビストロにレシピが保存されているので、つくるときの液晶モニターの操作が簡単。ほかにもIoT対応機能として、テレビやロボット掃除機などスピーカー搭載の家電と連携させると、「オーブンの加熱が完了しました」などの音声通知もできます。 |
─キッチン家電は驚くほど進化しているんですね。
川上 | 以前は家電製品は購入したときが商品機能のピークでしたが、今はご購入後もIoTで商品機能を日々アップデートしていただけます。購入時の喜びがもっと大きくなるのです。IoTで料理が楽しく、楽になり、お客様の笑顔が増えるように。それが家電メーカーとしてビストロの開発にかける想いです。 |
*IoT:Internet on Things。インターネットに家電などを接続する技術のこと。
アプリ「Kitchen Pocket」と連動!
Kitchen Pocketはパナソニックのキッチン家電「ビストロ」「冷蔵庫」「炊飯器」などに連動。毎日更新される豊富なレシピを閲覧でき、通勤途中などにスマホでみながらレシピを選び、そのまま材料表を買い物リストとして活用できるほか、お気に入りのレシピはWi-fi経由で「ビストロ」に保存することもできる。
「ビストロ」のテクノロジーが料理を楽しくする!
ビストロの300品以上ある豊富なレシピからごま油を使ったメニューをつくってみました。
※「ビストロ」付属のレシピブックから、「ごま油の四季」編集部がセレクトして調理しました。
【太香胡麻油で】レタスの中華風サラダ
「やみつき野菜」メニューが便利!
「ワンボウルメニュー」には、野菜をたっぷり食べたくなる「やみつき野菜」メニューが充実。野菜の分量をセンサーが自動的に判定し、加熱温度と時間を液晶パネルでおしえてくれます。火通りの早い葉物野菜から根菜までOK。野菜のおかずのレパートリーが広がります。
【圧搾純正胡麻油 濃口で】麻婆なす
「ワンボウルメニュー」で材料すべてを加熱し、熱々を混ぜるだけで完成
耐熱ガラスボウル(直径25cmサイズを使用)に複数の材料や調味料を入れて、あとはビストロにおまかせ調理。加熱後に全体を混ぜると、余熱とともに合わせダレがナスに染みこみ、おいしそうな麻婆なすのできあがり! ナスの火の通り加減はジューシーで完璧。フライパンを使わなくても、メインの一品ができるので大助かりです。「ワンボウルメニュー」は、他にもフレンチやエスニック、煮物、パスタなどレシピが満載。
【圧搾純正胡麻油で】豚キムチ焼きうどん
冷凍うどんも解凍せずに「ヒートグリル皿」にそのままのせればOK
パナソニックの特殊技術「ヒートグリル皿」が高温に発熱し、同時にスチーム調理の効果を発揮。ヒートグリル皿の一番下に並べた豚肉はこんがりと焼け、野菜はそれぞれ最適な火加減で加熱され、冷凍うどんも同時に解凍。フライパンで4人分の焼きうどんをつくるのはけっこうな力仕事ですが、ビストロならまかせっぱなし。同じ機能で焼きそばや冷凍ギョウザも調理できます。
ここがテクノロジー!
「ヒートグリル皿」は底部が特殊な構造。この部分に下からのマイクロ波を吸収することにより、230℃まで発熱する仕組み。
【衣の油に太香胡麻油を使用】進化版揚げ物!とんかつ
「ヒートグリル皿」でフライ系の揚げ物もできる
揚げる調理のかわりに、パン粉にあらかじめ油を混ぜ、それを衣としてつけて調理します。上からは高火力のヒーターで焼き、下からはヒートグリル皿が高温に発熱して焼けるので、裏返さなくても両面カリカリ、こんがり仕上がります。
【圧搾純正胡麻油で】きのこのナムル
「ワンボウルメニュー」でもう1品
ごま油を使う料理の代表ナムルも、簡単調理。モヤシや小松菜、ブロッコリーなどいろいろな野菜でアレンジ可。
パナソニック(株) https://panasonic.jp/range/ (スチームオーブンレンジ)
(2022年秋の号掲載)
※掲載情報は取材時点のものとなり、現在と異なる場合がございます。