特集春を食べる

2026.05.19

ロールケーキは太白胡麻油と米粉でつくるのが新常識。驚きのしっとり、ふっかふかに!<全プロセスカット入り>


米粉ロールケーキには、太白胡麻油

スイーツ・パン用の米粉がどんどん進化中。クッキングスクール「HAPPY COOKING」の児玉敦子さんに、イチ推しの米粉と太白胡麻油でつくるロールケーキのレシピをおしえてもらいました。生地の乳化がよく、新感覚テクスチャーのふっかふかのおいしさが長持ち。小麦粉でつくるよりもっと簡単、初心者でも失敗ナシでつくれます!

左/玄米粉のロールケーキ 右/米粉のロールケーキ

「この米粉に出会ってから、ロールケーキがすごくおいしくなりました。太白胡麻油と相性がよくて、一緒に生地をつくると、ふっかふかで、口当たりもしっとりなめらか。ロールケーキ好きのすべての人におしえたい、自慢のレシピです」
と児玉さん。米粉のお菓子づくりがむずかしかったのは過去の話、グルテンフリーの需要増とともに開発が進みました。
児玉さんが使う米粉は、製パン用の「九州ミズホチカラ米粉」(熊本製粉)。卵黄と太白胡麻油を乳化させたアパレイユにこの米粉を加えると、生地がとてもスムーズにきれいに混ざり、それが焼きあがりのキメ細かさやしっとりしたテクスチャーにも表れます。米粉×太白胡麻油で最高においしいロールケーキを!

太白胡麻油と卵黄の高い乳化性により、生地がきれいに乳化した状態で焼成。米油、キャノーラ油でつくった生地と比較検証すると、太白胡麻油の生地は数日たってもなめらかな舌触りをキープ。

米粉のロールケーキ

ふっかふかのプレーンタイプ。

フォークで押しても、生地が切れず、ふっかーと弾力たっぷりな手ごたえを感じる。九州ミズホチカラ米粉と太白胡麻油の組み合わせで、この生地の質感が生まれる。

RECIPE

米粉のロールケーキ

材料/1本分(長さ約25cm)

ロールケーキ生地(27cm角の天板1枚分)[全卵※…5個 キビ砂糖…70g 太白胡麻油…20g 豆乳(無調整)…25g 米粉…70g]
ホイップクリーム[生クリーム(乳脂肪分42%)…200g キビ砂糖…20g]
※卵黄と卵白に分け、卵白は冷凍庫で一部がシャキシャキと凍結するまでよく冷やしておく。ボウルごと冷やすとベスト

  1. ボウルに卵黄とキビ砂糖の1/5量を入れ、泡立て器で少し白っぽくなるまですり混ぜる。太白胡麻油を加えて混ぜる。
    POINT:乳化してとろりとゆるマヨ状態に
  2. 豆乳を加えて混ぜ、米粉も加えてゴムベラで混ぜる。
    POINT:米粉はグルテンがでないので、とにかく混ざればOK!
  3. 卵白に残りのキビ砂糖を3回に分けて加えながら、ハンドミキサーで泡立てる。
    POINT:ピカピカで、ふかふかのしっかりしたメレンゲができる
  4. ②に③のメレンゲの1/4量を加えて底から返すように混ぜ、残りも加えて混ぜる。
  5. 天板(紙を敷く)に流し入れ、200℃のオーブンで約10分焼く。焼きあがったら、すぐに天板を低い位置から台に落としてショックを与え、天板をはずして網にのせて冷ます。
  6. ボウルに生クリームとキビ砂糖を入れ、氷水にあてながら9~10分立て(ピンと角が立つ)に泡立てる。
  7. ⑤の紙をはがす。紙の上に上面を上にして置き、波刃包丁で片端を斜めにカットする。この部分(⑧の写真の左側)が巻き終わりになる。巻くのに自信がない人は、横に等間隔に切り目を浅く4本入れると巻きやすくなる。
  8. ⑦の上面全体に⑥のホイップクリームをL字パレットナイフでぬり広げる。
    POINT:手前は厚く、奥は薄めにぬる
  9. 手前を紙ごと持ちあげて芯をつくり、生地をクルリと巻く。紙の上から両手で形を整える。
    POINT:生地がしなやかだから、きれいに巻きやすい

米粉の烏龍茶マンゴーロールケーキ

烏龍茶の香ばしさと、トロピカルなマンゴーでアレンジ。

RECIPE

米粉の烏龍茶マンゴーロールケーキ

材料/1本分(長さ約25cm)

ロールケーキ生地(27cm角の天板1枚分)[全卵…5個 キビ砂糖…70g 太白胡麻油…20g 豆乳(無調整)…25g 米粉…70g 烏龍茶パウダー…5g]
ホイップクリーム[生クリーム(乳脂肪分42%)…200g キビ砂糖…20g 烏龍茶パウダー…5g]
フィリング[冷凍マンゴー…100g]

  1. 「米粉のロールケーキ」と同様につくる。ただし、下記は異なる。
    ・米粉と烏龍茶パウダーをあらかじめ合わせておく。
    ・ホイップクリームは烏龍茶パウダーも入れて泡立てる。
    ・ホイップクリームをぬり広げ、手前のほうにマンゴーを冷凍のまま1列に並べて巻く。

ふっかふかの米粉ロールケーキは九州ミズホチカラ米粉で

米粉用の新品種の開発と高度な製粉の技術が、米粉のスイーツ・製パンの可能性を拡大

児玉さんの米粉ロールケーキは、新感覚の「ふっかふか食感」にするために、あえて弾力やもっちり感がでる製パン用の米粉をセレクト。熊本製粉の「九州ミズホチカラ米粉」(製パン用)を使っています。この製品は、米粉用の新品種ミズホチカラを特殊な製粉技術で開発。従来の米粉と比較して、①粒子を細かく、②粒子をそろえる、③デンプンを損傷しないという3点を改良することにより、米粉だけでもボリュームたっぷりにふくらむ米粉が誕生しました。

SPOT

HAPPY COOKING

所在地:東京都千代田区神田錦町3-3 竹橋3-3ビル1F
電話:03-3518-0013
https://www.happycooking.jp/
料理、お菓子、パンなどカリキュラム豊富、ゲスト講師陣の顔ぶれも多彩なクッキングスクール。今回米粉ロールケーキをおしえてくれたスタッフ、児玉敦子さんの講座も人気。ロールケーキ愛がすごい!

(2026年春の号掲載)
※掲載情報は取材時点のものとなり、現在と異なる場合がございます。