ドレッシングがおいしい！ハンバーガービストロ「バーガーポリス」5つのコールスロー

水と油から生まれるものといえば、ドレッシング。素材の組み合わせは無限大、味のバリエーションも広がります。みずみずしい春キャベツがおいしいこの季節、フレッシュ感たっぷりのコールスローのレシピをどうぞ。

フレッシュなコールスロー

水と油から生まれるものといえば、ドレッシング。素材の組み合わせは無限大、味のバリエーションも広がります。みずみずしい春キャベツがおいしいこの季節、フレッシュ感たっぷりのコールスローのレキャベツをザクザクとせん切りにし、ドレッシングで和えるコールスロー。ハンバーガーやフライドチキンの定番サイドディッシュですが、ドレッシングや素材のセレクトを究めたら、もっとコールスローのバリエーションが広がるのでは！？
そんなリクエストに応えてくれたのは、人気のハンバーガービストロ｢バーガーポリス｣の菅原瑞希シェフ。前菜とナチュールワインを楽しみ、フィニッシュをハンバーガーで締める同店のスタイルにも合うような、グルメコールスローをおしえてもらいました。「めざしたのは、フレッシュなコールスロー。キャベツの歯ごたえやおいしさを楽しめるように、ドレッシングで和えてつくりたてを食べるレシピにしました。こうするとキャベツはザクザクッとみずみずしく、噛めば水分を感じてジューシー。ドレッシングのフレーバーもしっかりと立ちのぼります」
ドレッシングづくりのポイントは、酸味のきかせ方。ホワイトバルサミコ酢や赤ワインビネガー、フルーツ、酢や梅干しなどを組み合わせて味わいに深みをだし、飽きずにおいしく食べられるアクセントとして演出します。
「太白胡麻油はドレッシングに万能なオイルで、太香胡麻油はちょっと個性をだしたいときにおすすめ」と菅原シェフ。酸味の素材とバランスをとりながら、うまく使い分けてドレッシングをつくります。

ミカンドレッシングの定番コールスロー

ミカンと太白胡麻油をブレンダーでしっかり撹拌して、まるでスムージーみたいにとろりとした「乳化系ドレッシング」でコールスローの定番のキャベツとトレヴィスを和えます。フルーティな風味から、スーッと立ちあがるショウガのフレーバーがすがすがしく、どんどん食べられます！

乳化するまで1分ほどかけて撹拌するので、ショウガはすりおろさず、風味が残るように薄切りにして入れるのがポイント。ミカンの季節が終わったらオレンジで。

ナッツ＆ハチミツドレッシングのコールスロー

ハチミツでつくるスイートなドレッシングで、キャベツとクセのある春菊を和え、ナッツや柿をにぎやかにトッピング。甘口ドレッシングなのに、あとから白コショウの辛みが追いかけてきてすっきり。

ごまコールスロー

白ねりごまと白味噌のとろりとしたテクスチャーを生かしたドレッシングが、キャベツによくからんでおいしさが一体に。セロリの香味と食感が飽きずにパリパリ食べられるポイント。

すりおろしリンゴのコールスロー

酸味のあるリンゴに酢、レモン汁を組み合わせた、キュンとすっぱいドレッシング。すりおろしリンゴたっぷりで、ジューシー。リンゴにはナッティな太香胡麻油が合います。

ハチミツ梅干しのコールスロー

甘ずっぱいハチミツ梅干しと赤ワインビネガーの意外な組み合わせが生む、さわやかなコールスロー。クリームチーズのうまみでごちそう感がアップ。

バーガーポリスのハンバーガーとコールスローをペアリング！

余計なフィリングは引き算し、素材の味わいを抜群に引きだしたバーガーポリスのハンバーガー3品と、コールスローを組み合わせてみました。

塩バーガー+ミカンドレッシングの定番コールスロー

塩とバターのみで肉のうまみを全開に引きだしたシグネチャーバーガー。コールスローのキャベツやドレッシングの甘みが肉にやさしく寄り添う。

羊サンライズバーガー+ナッツ＆ハチミツドレッシングのコールスロー

名店「羊SUNRISE」で使う国産羊肉のパティに、ジンギスカンのタレ、レンコン、春菊、ラー油。柿とナッツ、ハチミツドレッシングでアジアっぽく。

やま幸の鮪バーガー+すりおろしリンゴのコールスロー

マグロ仲卸「やま幸」のマグロほほ肉に焼き目をつけてタルタルにし、ワサビと一緒に。すりおろしリンゴの酸味がガリのように合う！

結論、コールスローは万能！

ペアリングを究めるのもありだが、ハンバーガー×コールスローは組み合わせをかえても、どれも美味という結果に。コールスローは相方を選ばない懐深いサラダです！

（2023年春の号掲載）
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