シリーズ連載食べる美容レシピとごま油
2026.07.09
OSAJI茂田正和さんの食べる美容レシピとごま油:第1回 沖縄 海藻や抗酸化性の高い食材で夏の肌と体を癒す
春号の巻頭特集「食べる美容レシピ」に続き、OSAJIの茂田正和さんのシリーズ連載がスタートします。テーマは“食べて美しく、健やかに”なること。毎号の特集に合わせて季節のテーマや食材を選び、食べつづけたい自然体のレシピをお届けします。今回は沖縄の海藻や抗酸化性の高い食材です。
ハンダマ蛸飯 アーサオイルを添えて

夏は強い紫外線を浴びて、体内の活性酸素が増えやすい季節。美容のためにも健康のためにも、抗酸化性の高い食品を意識して取り入れます。そのお手本になるのが、沖縄の食文化。ポリフェノールやβ-カロテンが豊富なハンダマと、タウリンを含むタコを組み合わせて具だくさんのごはんを炊きました。味の決め手は、マグネシウムなどミネラルたっぷりのアーサ(あおさ海苔)が香るオイル。太白胡麻油と白醤油のうまみ、青唐辛子の清涼感が夏バテ知らずの食欲をかき立てます。
RECIPE
ハンダマ蛸飯 アーサオイルを添えて
材料/3、4人分
ハンダマ…30g ゆでダコ…150g 米…1.5合 A[水…300ml 白醤油…大さじ1 みりん…大さじ1 塩…小さじ1/2 鰹節粉…小さじ1] シークヮーサー果汁…大さじ1 アーサオイル[アーサ(乾燥)…3g 白醤油…小さじ2 青唐辛子…1本 太白胡麻油…大さじ4]
- ハンダマはみじん切り、タコはスライスする。
- 土鍋にといだ米とAを入れて軽くかき混ぜ、①をのせる。
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フタをして中火にかけて沸騰させ、弱火にして10分炊く。火をとめて10分蒸らし、シークヮーサー果汁を加えて混ぜる。
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鍋にアーサオイルのアーサ、白醤油、小口切りにした青唐辛子を入れてよく混ぜ、太白胡麻油を加えてフツフツとするまで加熱する。
- ③にアーサオイルを好みでかけて食べる。

不老長寿の薬草としても知られるハンダマ。葉の裏側の赤紫色はポリフェノールのアントシアニン由来。
すき昆布とにんじんのしりしり

沖縄の郷土料理「にんじんしりしり」に、昆布をプラス。ニンジンは脂溶性ビタミンのβ-カロテンが豊富なので、ごま油で炒めて体内にきちんと摂取します。茂田さん流の味つけは、白ねり胡麻がポイント。コクをだすためのかくし味としていい塩梅で入れ、植物性の素材だけでつくったとは思えないほどのこっくりした味わいに仕上げます。夏の食欲不振知らずの常備菜です。
RECIPE
すき昆布とにんじんのしりしり
材料/3、4人分
ニンジン…大1本 すき昆布(乾燥)…5g A[純ねり胡麻 白ソフトパウチ…大さじ1 醤油…大さじ1と1/2 みりん…大さじ1] 圧搾純正胡麻油 濃口…大さじ1
- ニンジンを細切りにする。すき昆布は水でもどす。
- Aを混ぜ合わせる。
- フライパンに圧搾純正胡麻油 濃口を入れて火にかけ、ニンジンをしんなりするまで炒める。
- すき昆布を加えてさらに炒め、②を入れて全体に混ぜながら炒める。

夏の肌バリアを守るために、昆布特有のぬめり成分フコイダンで腸内環境を整え、ミネラルを補強。肌と体の免疫力は相関するともいわれ、美肌を意識することは健康にもつながります。
アーサとトマトのチャンプルー

たとえ食欲がでないときでも、このチャンプルーを食べれば、豆腐、卵、豚肉でタンパク質をしっかりとることができます。茂田さんが「美容に最高の食材」という、海藻のなかでもとくにミネラル豊富なアーサは、どんな素材と組み合わせて使えばよいのか迷いがちですが、とりあわせを選ばない万能素材です。グルタミン酸のうまみもあり、料理の名引き立て役。
RECIPE
アーサとトマトのチャンプルー
材料/3、4人分
トマト…中2個 豚バラ肉(ブロック)…100g A[卵…2個 アーサ(乾燥)…3g 砂糖…小さじ1 塩…小さじ1/2] 太白胡麻油…大さじ1 木綿豆腐…300g 醤油…大さじ1 みりん…大さじ1 鰹節粉…小さじ2
- トマトは食べやすくくし切りに、豚肉は厚さ5mm程度に切る。
- ボウルでAを混ぜ合わせる。
- フライパンに太白胡麻油を引いてトマトを焦げめがつくまで焼き、取りだす。
- ③に豚肉を入れ、両面に焼き目をつけて火を通す。
- 豆腐を手でほぐしながら加え、トマトももどし、醤油、みりん、鰹節粉を加えて炒める。
- ②を加えて軽く炒める。

アーサ(あおさ海苔)の乾燥品は手軽に使えるミネラル源。すぐにもどるので常備しておくと便利。

2017年にスキンケアライフスタイルブランド「OSAJI」を創立。今年4月に京都に旗艦店「お匙 京都」をオープン。著作に「42歳になったらやめる美容、はじめる美容」(宝島社)、「食べる美容」(主婦と生活社)。合羽橋の道具店「釜浅商店」で食べる美容をテーマに隔月で料理教室を開催。
Instagram@masakazushigeta

(2026年夏の号掲載)
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