特集春を食べる
2026.03.31
クルクル、くるくる混ぜて春を味わう。「あつあつ リ・カーリカ」堤亮輔シェフの菜の花と卵のパスタレシピ
カウンターでワイワイと、イタリア料理を楽しめる「あつあつリ・カーリカ」。ちょっとした遊び心のあるメニューが心をつかみます。
「焙煎ごま油の香味は、おもしろい。菜の花や卵と相性がいいし、イタリア料理の枠をハズれない遊びができます」
と堤亮輔シェフ。同店では太白胡麻油はオリーブオイルと並ぶ日常使いのオイル。イタリア料理では、加熱調理にはピュアオリーブオイル、仕上げにはエクストラバージン(EXV)オリーブオイルという使い分けが一般的ですが、堤シェフはピュアオリーブオイルのかわりに太白胡麻油を愛用しています。「料理が重くならず、素材を生かせる」。パスタも皿の上で生き生きしています。
菜の花のスパゲッティ

クルクル、くるくる。頭のなかでリズミカルに口ずさみながら、巻いたり、混ぜたりを楽しむレシピ。春らしさあふれる明るい気分でクルクル、くるくる。
RECIPE
菜の花のスパゲッティ
材料/1人分
アンチョビ…15g EXVオリーブオイル…大さじ1 太白胡麻油…大さじ1 ニンニク…1かけ 唐辛子…少々 菜の花…150g 塩…適量 水…150ml スパゲッティ(1.6mm)…100g 太香胡麻油…大さじ1弱+適量
- アンチョビは表面の油をペーパータオルでふき取り、小さめに切る。
- フライパンにEXVオリーブオイルと太白胡麻油、つぶしたニンニク、唐辛子を入れて中火にかけ、温度が上がってきたら弱火にして香りをだす。
- 唐辛子を焦げる前に取りだし、①を加える。菜の花も加え、油がなじんだら軽く塩をする。水を加えてフタをし、菜の花がくたくたになるまで蒸し煮する。
- ③と同時に塩を入れたお湯(水に対して1%量の塩)でスパゲッティをゆではじめる。
- ④を硬めにゆであげ、③に入れる。和えられる程度にスパゲッティのゆで湯を適宜加え、水分がほぼなくなるまで火を入れ、仕上げに太香胡麻油を加えて和える。
- 盛りつけし、太香胡麻油を好みでかける。
野菜の苦みに合う太香胡麻油
菜の花やブロッコリーなどアブラナ科の野菜のほろ苦さには、太香胡麻油がベストマッチング。加熱すると香りは揮発し、ごまのうまみがアンチョビなどの材料と相まって絶妙なかくし味になる。仕上げのフレーバー使いは、ほんのひとかけで。

オリーブオイルと太白胡麻油のハーフ&ハーフ
香り高いEXVオリーブオイルを生かしつつ、素材の風味も大切にしたい。そんなときにはオリーブオイルと太白胡麻油を半々にし、オリーブオイルの香りを適度に薄める使い方がおすすめ。和の素材もこのオイル使いだとなじみやすい。

カルボナーラ

RECIPE
カルボナーラ
材料/1人分
生ハム…15g 太白胡麻油…大さじ1 A[全卵…1個 卵黄…1個分 パルミジャーノ(すりおろす)…25g 粗挽き黒コショウ…2g 胡麻油 一番搾り…大さじ1/2] スパゲッティ(1.6mm)…100g パルミジャーノ(すりおろす)…適量 胡麻油 一番搾り…適量
- 生ハムを細長く切る。
- フライパンに①と太白胡麻油を入れて中火にかけ、軽く炒める。いったん火からはずし、パスタのゆで湯(あらかじめ水と1%量の塩を沸かしておく)から70ml+水15ml(各分量外)を加え、火にかけて沸いたら弱火にして5分くらい煮る。
- ボウルにAの全卵と卵黄を入れてフォークでよく溶き混ぜ、パルミジャーノ、黒コショウの半量、胡麻油 一番搾りを加えて混ぜる。
- スパゲッティをゆで、硬めのアル・デンテの状態で②に入れ、煮汁がほぼなくなるまで煮る。
- ④に③を加え、手早く混ぜながら卵液がとろりとするまで火を入れる。
- 盛りつけし、パルミジャーノ、黒コショウの半量をふり、胡麻油 一番搾りをかける。
卵と胡麻油 一番搾りでクセになる味わい
卵に胡麻油 一番搾りを入れ、ちょっとクセになる味わいに。その分チーズはおだやかな味のパルミジャーノにして味のバランスを調整。ごま油は黒コショウの香りとも相性抜群。

スターターは太白胡麻油
料理のスターターとしてニンニクや香味素材を炒めるときに使うのは、太白胡麻油。「油に求めるのは軽さ」(堤シェフ)。素材の持ち味をじゃましないオイルとして活用。


1978年、東京生まれ。イタリア修業、エコール 辻󠄀 東京 辻󠄀フランス・イタリア料理マスターカレッジ、フレンチやイタリアン、和食店を経て、2013年に「リ・カーリカ」を開業。イタリア料理とナチュラルワインをコンセプトに東急東横線沿線を中心に5店展開。
SPOT
あつあつ リ・カーリカ
所在地:東京都目黒区鷹番2-20-4
電話:080-4858-2233
営業時間:18:00~00:00(金土~翌2:00)
定休日:不定
https://tabacchi.co.jp/atsu-atsu-ri-carica
今回ご紹介したカルボナーラは5月いっぱいまで期間限定でメニューに!
(2026年春の号掲載)
※掲載情報は取材時点のものとなり、現在と異なる場合がございます。