特集お米がうまくてたまらない

2026.10.01

新米をおいしく、いただきます!伊賀「土楽窯」福森道歩さんの、みずみずしいおかず3品と土鍋ごはんの炊き方


新米のごはんは格別。炊いているはなから甘い香りが鼻をくすぐり、心が幸せで満たされます。「ごはんのおいしい日本に生まれてよかったなぁ」と。ツヤやかに光り輝くみずみずしいごはんを一粒一粒味わうために、とびきりおいしいおかずをつくろうと思うのもこの季節です。
伊賀の「土楽(どらく)窯」の当主、福森道歩さんは作陶家であり、料理上手としても知られる人。身近にある季節の素材を使い、簡単につくることができるおかずのレシピをおしえてもらいました。
手早くどんどんでてきた料理は、どれもごはんに負けぬほどのみずみずしさ。太白胡麻油が野菜の持ち味をぐんと引きだしたり、時には太香胡麻油や圧搾純正胡麻油が香りやうまみのアクセントになったり、味わいの表情もいろいろです。
なかには道歩さんならではの、土楽窯の土鍋を使ったレシピも。遠赤外線の効果で肉や野菜にやさしく火が入り、ごはんもふっくらと炊きあがります。食欲の秋にふさわしく、おいしいおかずとごはんをたらふく楽しんでください。

旅館の朝ごはんのような、おかずオンパレードの盛りだくさんな食卓。まるでおひたしのようにみずみずしい「生ピーマンとそぼろ」や「トマトと大根おろしのサラダ」から、塩辛くてちょびっとでもごはんを一膳食べられそうな「へしこオイル煮」まで、ごはんをたくさん炊いても足りないくらい!? 

みずみずしいおかず3品

土鍋バンバンジー

土鍋で蒸された鶏ササミはふっくらジューシー。梅酢の下味がさわやかでちょうどよい塩味に。鶏、モヤシ、ごまダレの相乗効果で、簡単なのにおいしい。

RECIPE

土鍋バンバンジー

材料/3人分

鶏ササミ…3本 梅酢…大さじ2 モヤシ…1袋 酒…大さじ1 水…大さじ1 糸唐辛子…適宜
ごまダレ[純ねり胡麻 白ソフトパウチ…大さじ3 牛乳…大さじ3 ポン酢…大さじ2 ハチミツ…小さじ2 醤油…小さじ1 ごま油屋のラー油…お好みで]

  1. 鶏ササミと梅酢をビニール袋に入れてもみ込み、30分おく。
  2. 土鍋に洗ったモヤシを敷き詰め、酒と水を回し入れて①を並べ、フタをして弱めの中火にかける。蒸気が上がってから5分で火をとめる。
  3. ササミを取りだして一口大にそぎ切りにし、土鍋にもどす。糸唐辛子をのせる。
  4. ごまダレの材料を混ぜて添える。

ズッキーニ素麺

みずみずしいナムルのような、さっぱり深い味

RECIPE

ズッキーニ素麺

材料/4人分

ズッキーニ緑・黄…各1本 塩…小さじ1と1/2 胡麻油 一番搾り…50ml

  1. ズッキーニは桂むきにし、縦に細切りする。桂むきがむずかしければ、ピーラーなどで縦にスライスしてもOK。
  2. ①と塩、胡麻油 一番搾りを和える。

トマトと大根おろしのサラダ

梅干しのアクセントでお箸が止まらない

RECIPE

トマトと大根おろしのサラダ

材料/4人分

ミニトマト…10個 塩…小さじ1/2 大根…長さ10cm 梅干し…1個 太香胡麻油…大さじ2 醤油…小さじ1 シラス…大さじ2

  1. ミニトマトは熱湯にサッと通して皮をむき、横半分に切る。塩をふり、ザルに並べて余分な水分を抜く。
  2. 大根はすりおろし、梅干しは種を除いて軽くたたき、まだらに混ぜる。
  3. ①を太香胡麻油と醤油で和え、皿に半分を盛りつける。上に②をのせ、残りの①も盛る。シラスをちらす。

土鍋ごはんの炊き方

RECIPE

土鍋でごはんを炊く

材料

米…2合 水…400ml

  1. 米は洗ってザルにあげ、10分ほど水気を切る。
  2. ①をボウルに入れ、分量の水を入れる。冷蔵庫で1時間ほど浸水させる。
  3. ②を土鍋に移し、フタをして弱火にかける。5分たったら強火にし、沸騰したらごくごく弱火にして10~12分炊いて火をとめる。
  4. そのまま5分蒸らし、全体を混ぜる。
福森道歩
1975年、伊賀の窯元「土楽」に生まれる。料理上手な両親に育てられ、本格的に料理を学んだ後、2003年に家業に入る。2015年に八代目当主となる。「小鍋でつまみ」(東京書籍)など著書も多い。
https://doraku-gama.com/

(2026年秋の号掲載)
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