特集春を食べる
2026.03.26
美容科学の視点で食を考える。「OSAJI」茂田正和さんの春レシピ、肌のバリア機能をアップさせる菜の花のナムル
竹本油脂は今年創業301周年を迎え、未来に向かって新しいスタートを切りました。いま本誌があらためて考えたいのは、真に「よき食」とは、「よい食事とは」何なのかです。体は健やかに美しく、心は豊かに。人生100年時代を楽しく笑顔で生きるために、ごま油は毎日の食生活にどのように役立てるのでしょうか。美容科学の視点から食をみつめる、OSAJIの茂田正和さんに春に食べたい料理のレシピとともに、お話を聞きました。
茂田正和さんの著作「食べる美容」との出会いは、本誌にとって運命といえるものでした。ごま油は抗酸化性が高く、健康によい油脂。おいしさだけでなく、体にいいオイルであることをもっと知ってほしいと願う気持ちに沿うレシピがたくさんあり、美容や心身の健康に対する解説がスムーズに理解できました。西洋医学でも東洋医学でもなく、栄養学でもなく、茂田さんの経験というフィルターを通して精査された情報はとても身近に感じることができました。そして、茂田さんが愛用する太白胡麻油は、「食べる美容」という考え方でどのようなポジションを得ているのか、興味を覚えました。
「真の美容は化粧品のみではかなわず、体の内側から。その体をつくるのは、日々の食事です。季節の素材を使い、調味料のバリエーションと組み合わせでワンパターンにならない味をつくりだすのが僕のスタイルで、しっかり調味しつつ、やさしく調和させます。そのときに太白胡麻油を使うと、満足感を上げてくれる。洋より和やアジア寄りの料理が多いので、太白胡麻油はもっともベース使いをしている油です」
と茂田さん。今日から手軽につくれる、春の食べる美容レシピをご紹介します。
菜の花のナムル

RECIPE
菜の花のナムル
材料/4人分
A[ニンニク(すりおろす)…1かけ 太香胡麻油…大さじ2 オイスターソース…大さじ1 すり胡麻 白…大さじ1 砂糖…小さじ1 塩…小さじ1/2 白コショウ…小さじ1/2] 菜の花…200g カラスミ(パウダー)…小さじ1
- Aをボウルに入れて混ぜ合わせる。
- 沸騰したお湯で菜の花を2分ゆで、ザルにあげる。
- 2をすぐに1に入れて熱々で和える。冷める頃にちょうどよく味がなじむ。
- 皿に盛りつけ、カラスミをふりかける。皿の上はまるで花咲く菜の花畑のような明るい景色に。
菜の花の抗酸化性と魚卵で、肌のバリア機能アップ
旬の素材として、抗酸化性が高いアブラナ科の菜の花をナムル仕立てに。ナムルにはごま油の香りが欠かせませんが、菜の花の香りは繊細なので、太香胡麻油のようにおだやかな香りを合わせると、菜の花の素材感もしっかり感じることができます。春は肌荒れしやすい時期ですが、その原因はバリア機能の低下が圧倒的。機能修復のためには、細胞を生成するために必要なコレステロールを適度な量摂るようにするのがポイントです。手軽にコレステロールを摂取しやすいのは、タラコや明太子、イクラ、カラスミなどの魚卵。この一皿では菜の花の黄色に合わせてカラスミパウダーをふりかけ、皿の上を春らしく彩りながら、抗酸化とバリア機能修復をかなえます。




1978年、群馬生まれ。音楽業界を経て、2017年にスキンケアライフスタイルブランド「OSAJI」を創立しブランドディレクターを務める。著作に「42歳になったらやめる美容、はじめる美容」宝島社、「食べる美容」主婦と生活社。合羽橋の道具店「釜浅商店」で食べる美容をテーマに隔月で料理教室を開催。4月のテーマは「沖縄料理×海藻」。
Instagram@masakazushigeta

(2026年春の号掲載)
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