ひき肉なしのプラントベース麻婆豆腐。「szechwan restaurant陳」井上シェフのコク深い風味と香りの一皿

ごま＋大豆のプラントベースRECIPE

プラントベースのマーケットはどんどん拡大中。おいしくて、地球環境にも、体にもやさしいレシピをトップシェフが提案します。

井上和豊［szechwan restaurant陳］

白麻婆豆腐

別次元のおいしさを堪能できる肉なしのプラントベース麻婆豆腐

もしかしたらこれまでの麻婆豆腐を超越したかもしれない！そんなおいしさが生まれました。ひき肉を使わずにつくるため、ポイントのひとつは豆腐にコクをだすこと。豆乳チーズのマメマージュに、熱いスープと太白胡麻油を加えてとろんと乳化させ、うまみたっぷりの自家製豆腐をつくります。そして、ふたつめのポイントは、仕上げに一味唐辛子や花椒粉の上から、高温に熱した太香胡麻油をかけること。この太香胡麻油の香りが「肉っぽさ」を感じさせてくれます。「片栗粉でとろみをつける通常の麻婆豆腐よりも、香りが全開で立ちのぼり、油脂の輪郭がすっきりとします。いい油でなければ、この使い方はできません」と井上シェフ。プラントベースと同じくらい要望が多いグルテンフリーにも応えられ、裏メニュー的な人気になりそうです。

もう1品「薔薇豆花のデザート」のレシピはウェブに！
https://gomashiki.gomaabura.jp/content/uploads/2024/09/szechwawn-restaruant.pdf

（2024年秋の号掲載）
※掲載情報は取材時点のものとなり、現在と異なる場合がございます。