シリーズ連載やみつきごはん

2024.10.31

ごま豆腐天ぷら 鶏そぼろあん


賛否両論は9月で開業20周年を迎えます。手間暇かけた本格的な和食でありながら、どこかやみつきになる味わいの仕掛けが潜んでいるのが笠原イズム。賛否両論の名品から、ごま油がやみつき感を生む料理をご紹介します。

RECIPE

ごま豆腐天ぷら 鶏そぼろあん

材料/5、6人分

鶏モモひき肉…250g A[水…100ml 醤油…大さじ3 酒、みりん、砂糖…各大さじ2] B[昆布ダシ…700ml 純ねり胡麻 白ソフトパウチ…100g 太香胡麻油…大さじ1] 葛粉…80g 酒…100ml 塩、砂糖…各少々 C[卵黄…1個 冷水…120ml 薄力粉…100g] 薄力粉…適量 揚げ油(太白胡麻油)…適量 水溶き片栗粉…適量 芽ネギ…適量 ショウガ…適量

  1. 鍋にひき肉とAを入れて中火にかけ、菜箸数本で混ぜながら火を入れる。ほぐれて火が通り、煮汁が透明になったら火からおろして冷ます。
  2. Bをよく混ぜ合わせる。
  3. 葛粉を酒でよく溶き、②と合わせる。ザルで漉して鍋に入れる。
  4. ③を中火にかけ、木ベラで練りながら火を入れる。硬くなってきたら弱火にしてさらに20分ほどしっかり練る。最後に塩、砂糖で味を調える。
  5. 流し缶を水でぬらし、④を高さ3cmまで入れる。ラップを密着させてかけ、氷水にあてて急冷して固める。
  6. ⑤を流し缶からはずし、3cm角に切り分ける。
  7. Cを混ぜて衣をつくる。
  8. ⑥の全面に薄力粉をまぶし、⑦にくぐらせ、170℃に熱した揚げ油で約3分揚げる。
  9. ①を水少々(分量外)でのばして火にかけ、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。
  10. ⑧を盛りつけ、⑨をかけ、芽ネギ、ショウガのすりおろしを添える。

◉サクリとした衣の内側は、とろ~りとろけるごま豆腐。

笠原将弘(賛否両論)

【やみつきの一言】
ごまナシの料理人人生なんて、考えられない

SPOT

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東京・恵比寿、名古屋に店を構える賛否両論。最新刊は「賛否両論─料理人と家族─」(主婦の友社)。

(2024年秋の号掲載)
 ※掲載情報は取材時点のものとなり、現在と異なる場合がございます。