特集100年先の未来

2026.01.06

AIが考えた未来のごま② 省エネにも災害時にも期待。効率よく栄養が摂れる行動食や、低エネフードに活用


竹本油脂は2025年で創業300周年を迎え、次なる100年後に向かい新たなスタートを切りました。世界が猛スピードで進化するなか、ごま油は未来に何ができるのか。AIとの対話から将来の道筋を考えてみました。協力/(株)アマナ

役割[Role]

プロンプト

100年後、ごま油はどんな“役割”を担う?

AIが考えた未来

「少ないエネルギーで、ちゃんと満足」を実現する食の仕組み。電気や燃料が限られる環境でも、軽くて栄養があり、おいしさもキープ。

災害・燃料制約下での調理指南が公的にも普及し、低エネで満足度を保つ食設計の社会的必要性が高くなると予測。嗅覚で満足感を補う科学的根拠×低温調理の効率化×ごま油の酸化安定性×災害時の省エネ需要などが一本につながり、ごま油が担う役割が生まれると見込まれる。とくに、口中から鼻に抜ける香り(レトロネーザル)によって加熱や塩分の満足感を補う設計が合理化され、嗅覚で“味”を補うようになり、“仕上げ香滴”の需要が増加。また、低温・短時間フライの効率化や油劣化低減の知見が蓄積し、省エネでの食感・嗜好維持にごま油が貢献するとみられる。

Overview

  • 低温でも満足:140℃前後の低温フライや余熱調理でも、香りの1滴で食べごたえアップ
  • 行動食の最適化:軽量・高密度のバー・ペースト・小さなパンなど。太白胡麻油を配合し、凍結→解凍しても“もどるテクスチャー”を設計。ごま油の抗酸化性も食品製造に貢献
  • 非常食の香り圧縮:疲れて食欲が落ちても、仕上げに“香滴”を1滴で“うまい”感覚に
  • 災害現場などのシチュエーションにも活用を想定

未来に向けて、ごま油ができる提案

セサミオイル行動食バー ─ 低温でも満足な携帯食

“火も燃料もほとんど使えない状況”でもちゃんと満足できる行動食。ごま油の酸化安定性と、香りによる満足感アップの科学をフル活用、「省エネ×高密度栄養×香りで満足」という、100年後の実用ニーズに直結した未来型エナジーバー。

未来の世界観とごま油の役割

─ 2125年、日本は今以上に災害リスク・エネルギー制約が日常化。「低温・短時間で安全かつ満足度の高い食」が社会インフラになっている。
─ そんな環境で求められる行動食は「軽く、高エネルギーで栄養密度が高い」「凍結→解凍を何度くり返してもおいしく食べられる」「低温でも香りと満足感がちゃんとある」ことが求められる。
─ ごま油は酸化に強く、長期保存に向く。
─ 香りの“レトロネーザル効果”(口から鼻に抜ける香り)で、塩分・糖分を上げずに満足感を補える。
─ そのままか、低消費電力のウォーマーで40℃程度まで軽く温め、開封直前に別添のミニポッドから香りのごま油を1滴たらす。“香り滴”で香りのごほうび感を創出。
─ 冷凍→解凍しても食感がもどる、パサつきを抑制。
以上の理由で、ごま油は未来の行動食のキーテクノロジーオイルになっている設定。

想定素材

─ 穀物ベース、タンパク質、甘味、ナッツ・シード、ドライフルーツ、太白胡麻油(テクスチャーと栄養のベース、香り滴の抽出用)、焙煎ごま油(仕上げの香り滴用:別添のミニポッドに封入)

進化版バー「ラダー・テロワールバー」

パッケージ
ごま油の産地、収穫年月、焙煎士のサインなどをAR表示。
裏側に蓄冷材シート
冷凍保管したバーを常温にだし、一定時間おいしい温度帯(15〜20℃)をキープ。
ラダー1本+香り滴ポッドつきパウチ
香り滴を片手クリックすると、溝に沿ってフレーバーオイルが均一に敷かれる。操作しやすい、物理インターフェース。

1)コンセプト
─ 形状イメージ:表面にハシゴ状のリブ(突起)があるバー形状。
─ 段ごとに「1バイト=〇kcal」ユニットで、好きな段まで折って食べられる。
─ ごま油・香り滴の生かし方:リブの溝部分に、香り滴を1滴たらすと、段に沿ってじわっと広がる設計。溝があることで、表面積が増し、香りが立ちやすい。

2)ごま油の役割
中身:凍結→解凍してもボソボソしづらく、“フリーズバック”しやすい。
表面:ラダーの溝部分は香りのレール。フレーバーオイルを“香り滴”としてたらす。

3)味ラインナップへの落とし込み例
【 スイーツタイプ 】
本体:黒ごま、カカオ、デーツ、きなこ
香り滴:カカオ+オレンジピール、ほうじ茶
【 セイボリータイプ 】
本体:雑穀、大豆ミート、味噌、チーズ
香り滴:焙煎ごま油+ハーブ、ダシ(カツオ・昆布)フレーバーの太白胡麻油

ラダーバーの中身の提案。表面の突起の数や形状が、香り滴のフレーバーの立ち方や広がりをコントロールする。指先にフィットする持ちやすさもカギ。

(2025年冬の号掲載)
 ※掲載情報は取材時点のものとなり、現在と異なる場合がございます。